辞めたあとのこと

 2021年12月30日に公開されたこちらの記事

日本に足りないのは「めっちゃ楽しそうにサッカーをする下手なおっさん」 欧州で目撃した、勝利(とビール)を真剣に目指す大人たち

小さい頃はそのへんの公園で地域の人たちが年齢関係なく集まってボールが見えなくなるまでサッカーをしていた。工場の多い地域でブラジルから出稼ぎ・移住してきている人もいて一緒にサッカーをしてもらった。小学校・中学校のクラブ活動に通っている人も気が向けば混ざってくれた。小学校低学年から50歳くらいまで、技術もバラバラだけど楽しくサッカーをしていた。

上記リンク記事内には競技を辞めてしまう理由の一部が書かれている。
人の生涯において心身の健康を維持するためのものとして「スポーツ」は機能する。でも大人になってプロでも無いのにスポーツをしていたら「遊んでる」と思われてしまう。「休日」に「遊びで」するものとされている。仕事以外の時間になにか活動をする元気と現金はあるか。

「めっちゃ楽しそうに歌う下手なおっさん」に会ってみたい。「目の下にクマを蓄えた泥水飲みまくってお腹下してるけどステージの上では楽しそうに歌っているフリをしているある程度できるおっさん」ももちろん良いのだけれど。もちろん技術が未熟なことを両手を広げて良いとは言えない。音楽における「ヘタウマ」が許容されるのは「真剣」であるかどうかにかかっている。上記記事の「おっさん」もやはり真剣であるからこそ受け入れられている。

文化活動・スポーツ活動が持続可能な環境が整うことを願う。食べる為の労働のあとにプライベートを捨てて疲労で記憶を飛ばしながらやっと技術を維持する。技術の向上を望むならばそれ以上のものを犠牲にしなければいけない。続けるということだけにどれ程のリスクを背負わなければいけないのか。
良い環境の例としてオランダの卓球台のことをあげようと思い「オランダ 卓球台 公園」とブラウザで検索したらすごくすてきなtweetを見つけることができた。道端に卓球台があって、台上の片側に一匹猫がいて、猫がリラックスしたまま人間二名が卓球をしている。生きていくことの中にこんなふうにスポーツが、音楽が、表現活動があればいい。


最後にJリーグの公式動画でとても良い動画が公開されていたのでリンクを貼っておく。プロを辞めるか辞めないかの決断の過程が記録されている。





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